功房伍 Koubougo     - 山を守ることはいのちをつなぐこと -
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内装床材について

◇床材の変遷

日本の床というと畳が想像されますが、畳は高級品であり一般的に普及してきたのは江戸時代の頃からです。
日本の気候は世界でも類を見ない高温多湿な気候であり、室内床は江戸時代まで土間や板間が一般庶民では主流であり、土の室内床に藁を敷いて生活していました。土間は、石灰や塩(にがり)を土と混ぜ叩いて固めたので三和土(たたき)ともいわれ、土が持つ地熱や土の持つ湿度調整機能が生かされてきたわけです。さらに板間も使い込まれ磨かれて味のある色を増し加えるものでありました。
また、畳はもともと板間の上の敷物として発展し、優れた職人の技術や手入れの手間がかかることから権力の象徴ともなったので公家屋敷や武家屋敷では室内の一部から全面的に敷かれるまで発展するものとなりました。畳も日本独自の床材であり、室内の湿度を調節することや断熱材の役割もあり優れた床材であります。
近代の床材を畳とするならば、畳からカーペットそしてフローリングへと変遷し、もともとの板間に戻ってきたわけです。
ただ、現在使われているフローリングについては種類は様々ですが、無垢材を使ったフローリングは少数派で、現在主流となっているのは化粧合板に塗装されたものやエコフローリングといってダンボールなどの廃材を接着剤で固めたものとなっており、安価に手入れが楽なものにと替わってきています。

◇昔ながらの部分のよいところ

 ○土間や畳や板間は、日本の高温多湿の気候に合わせた湿度調節機
  能を共通して持っており自然のエアコン機能があった。

 ○畳は、バチルス菌がいるので、畳干しをしたり表裏を返したりときち
  んと手入れすることで雑菌に対する抗菌効果があった。

 ○雑巾や箒(ほうき)で掃除が出来るので、特にカーペットの掃除などの
  ように電気掃除機は必要なかった。

 ○畳は高級品として文化的な側面の価値もあった。

内装床材について

床材に関する考察

伝統工法について
内装床材について
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構造材について
生産地と樹種


Opinion
考察事項
Architecture
建築
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五術
MCS
多種類化学物質過敏症


◇変遷してきて改まったところ

 ○狂いや調節の必要が少ない接着剤で固められた板材(フローリング材)が普及して工期の短縮と
  クレームが減った。 ○手入れをせずにはじめからピカピカの板間(フローリング)が使えることになった。
 ○木材加工は、機械化により職人の腕によるばらつきが減った。
 ○畳が急速に普及し安価で購入でき一般的に使われるようになった。



◇改まった部分の負の副産物

○畳を敷く下地がベニア材になってきたことや畳干しなどの手入れがされないことにより湿気が逃げずに
 カビやダニの温床となり薬剤による防ダニ防菌処理が行われるようになり、シックハウス症候群や化学
 物質過敏症といった環境病を誘発してしまう。

○畳の急速な普及により安価な素材入手のために、農薬をつかったイグサやワラが使われたため、シッ
 クハウス症候群や化学  物質過敏症といった環境病を誘発してしまう。 ○接着剤を使った集成材や
 エコフローリング材は、接着剤の寿命とともにバラけてしまうので長寿命とは言い難く、接着剤や樹脂
 塗料などのコーティングによりシックハウス症候群や化学物質過敏症といった環境病を誘発
してしま
 う。

○無垢フローリングといっても、防汚効果のためにワックス材や樹脂塗装が施され、木の持つ本来の湿度
 調節機能を弱めてしまう。また塗装剤によりシックハウス症候群や化学物質過敏症といった環境病を誘
 発してしまう。

○さらに湿度調整を損なわないヨーロッパ製品の浸透性塗装剤も、日本より低温な気候で作られており欧

 米人より化学物質に対する抵抗力が低い日本人にはもともとの要因が違うことと、気温と揮発する量が
 大幅に異なるので、日本の気候では化学物質過敏症患者には使えない問題点がある。

○輸入材フローリングは、輸送にかかるエネルギー損失が伴い国内の林産地の地域経済に全く寄与しな
 い。加工現地での乾燥  釜の汚染や薬剤処理によって化学物質過敏症患者には全く使うことができ
 ない。

◇功房伍の考える方向性  ―わたしたちが出来ること―

内装床材に関しては、壁材と同様に健康被害に対するインパクトが大きく、きちんと対応できる産地や職人を守り育てていくことが私達の時代の務めであると考えます。また、畳に関しては、地域ぐるみで農薬に配慮した素材の産地が出来ていくことや取り組む職人が増えていくことを望みたいところです。

内装床材については、使う側の価値観や手入れに対する考え方がより安易という方向ではなく、きちんと手入れしていく手間を踏まえていくということが最も重要であり、価値基準を元に戻す必要があるでしょう。特に畳はもともと板の間よりも手間がかかる文化的高級品であると言うことは認識を高めていく必要があるでしょう。

雨が多く湿度の高い日本の気候においては、吸音・断熱・調湿のある無塗装の床材が望ましく、日本の気候に合った日本の木材の方が適しているのは周知の事実です。
塗装や加工をしない木をおもてにあらわして使うことで、木のもつ「よさ」を最大限に引き出すことができます。無塗装の床材は、はじめは木本来のマットな印象を持ち、次第に使い込まれ味のある輝きを増すことや日に当たることでの経年変化を愉しむ事が出来ます。使い込まれるほどに価値を増すことが可能でしょう。
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