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台湾茶東方美人茶台湾茶四天王の一角に数えられる東方美人ですが、まったくの偶然から生まれ出たお茶でもあります。それは、茶畑の恩恵と言うよりも、自然の恩恵と言うべきものでした。稲の害虫とされる蝉科ウンカ(小緑葉蝉)に吸われた茶葉が、赤く変色して生長が止まり、葉先が丸まってしまった茶葉を茶農家が捨てるのを惜しみ、その葉でお茶をつくったところ、甘く爽やかで、濃厚な蜜のような香りがし、重宝されたのが東方美人のはじまりでした。また、東方美人茶は、白毫烏龍茶、椪風茶(膨風茶)、香檳烏龍茶などとも呼ばれます。
新竹縣峨眉郷石井村の徐さんの茶園では、偶然とも思える自然の恩恵から学んだ製法を今でも重んじています。自然に逆らわず、農薬を使わず、茶葉をウンカが好んで吸うよう大切に育てることが、東方美人茶作りの秘訣だといいます。ウンカを媒介として、茶樹の上で発酵したお茶と人工的に工程を真似て発酵させたお茶は味や香りに雲泥の差があります。 東方美人の歴史を育んで来た客家が多く住む新竹縣峨眉郷石井村では、今でも昔と変わることなく、先祖代々東方美人の製茶が受け継がれ、客家の人たちの手によって東方美人がつくられています。 空気が澄み、湖が近く、凹凸の激しい地質は、ウンカが生息するのにふさわしい環境と言えるでしょう。最上級の東方美人は、石井村にあります。東方美人の味と香りは三段階のグレードに分かれると言われています。果実→蜜→花蜜という順番で品質の良し悪しが分けられてます。中でも、最高の品質の指標となる花蜜の味や香りのする東方美人茶は茶園で産出される全東方美人茶の全体の1パーセントにも満たないです。そして、この1パーセントに分類されるものは、品評会で頭等奨の中でも上から10位に入るものだと定義されます。正しく、「新竹縣96(2007)年度東方美人茶(膨風茶)優良茶比賽榮穫」、品評会において頭等奨を獲得した徐燕謀氏の渾身の一品がこのお茶です。究極の「花」と「蜜」を兼ね備えた東方美人茶であります。 茶通について ◇注問方法ご注問やご質問は、必ず『功房伍特別注問枠』と記入し こちらのメールフォームへ
お茶の淹れ方お湯の温度摂氏80~90度茶葉の量150ccのお湯に対し、7グラムの茶葉(品評会では、3グラム)の茶葉が適量です。おいしい淹れ方1)農薬を使用していないため、一煎目から淹れられます。
但し、包装用品の粉塵等を洗い流す意味で、10秒以内にさっと湯きりして、茶葉を軽く洗い流します。良質のものであれば、5煎目まで、おいしくお茶を淹れられます。 2).第一煎目の待ち時間、1分20秒。第二煎目の待ち時間、50秒。第三煎目の待ち時間、50秒。第四煎目の待ち時間、10秒から20秒。 ※真空保存せず少し空気に触れるようにして下さい。おすすめの茶壷磁器の茶壷や磁器の茶杯に組み合わせます。 |